白い鳩は 光のほうへ 扉を開けて
京都2015.6/16
文・写真 淡路紀世子
「こ協力ありがとうございます」
「ご協力ありがとうございます」
一度ではなく二度も 頭さげられてしまいました。
「えぇ そんなぁ・それほどなことは、していませんよぉ」
よく通っています。京都のあるところに・・。
そこの僧侶さんとは お話することもなく交流もなく
なのに 今回京都で訪れたそこでは・・じきじきに・・ご挨拶されてしまった。
◇
ちょうど 羽動調整で・・その存在と見つめあい・・
今回のメッセージは 「白」と「お祝い」「祝福」・・という言葉を受け取り。
私のしてきたことへの祝福な日でもあり・・。
◇
どうしてお礼を言われてしまったのかというと・・
あの大切なスペース・・国宝級が曼荼羅な配置で 鎮座ましますお堂の中、
バッサバッサと羽の音。
「えっ? !!!」
何回も出かけているけれど そんな光景は初めて。
高い高い天井を見上げたら 白い鳩がいた。
のびやかに飛んでいるではないですか。
「え?」って 僧侶さんに合図して・・・
僧侶さんも あわててやってきた。
二人で一緒に見上げていて・・・。
「どうしよう・・・」
「こんな暗いところにいないで 外、光の方へと おゆきなさいな」
そして・・一本の横線にとまった・・
「あれが合図、あそこに留まれば、もう外に行くという合図なのですよ」と僧侶さん
「さぁ いまだ・・」と
一緒に あかずの間? 南側の重たい大きな木の引き戸を開ける・・
開いたのも、初めてみた・・笑 きょとん??
そして 見事・・白い鳩は お堂の外へと飛び立っていきました。
そのあとに・・・にっこりと笑って・・僧侶さん、、
「ご協力ありがとうございます」って。。
「ご協力ありがとうございます」ってそんな言葉を二回も繰り返したから
胸にきてしまった・・
「うっ」 両手を顔につけて 何かあふれてくるものを こらえて その場を離れた・・。
"はまる"というか"つぼにはいる"というか・・
なんなんだ・・・この感覚は。
・・・・・・・・・・・・
私にとっては・・始動のときにも ココで ご挨拶した・・
そして・・今回は やや完了形な気持ちで たずねていた・・。
締めくくり、区切り、とかいろんな言葉が来ていた・・。
すごいよね・・
よくやってきたよね・・
みんなに感謝だよね・・
と ポツポツとつぶやいて語りかけていたのに・・・
どんなメッセージがくるのかなぁって思っていた矢先に・・
これからどうしようと思っていた・・ところに、
「ご協力ありがとうございます」
「ご協力ありがとうございます」
だった・・・。
ありがとう・・ありがとうって言ってもらえて なんだか・・うれしかった。
ここ2-3年 自分がしてきたことに 今回の白い鳩・・
こじつけて、つなげて、考えてみたい気持ちになった・・。
まぁるいものに出会うことが多かった今回の京都・・・
