１2．インナーチャイルド

私の夫は　精神世界の本を読むのが大好きである。
そして本を読んだ後に感動したことを私との会話で　楽しく話しをする。

そんな時のティーの時間は　とても幸せだ。

でも　時々　がらりと人間が変わってしまったようになり

　「実際に体験をしないと信じない　　こんなのうさんくさいよ　　ぜんぜんダメダメ」

と怒りを込めて　強く言い放つときがある。

私は　戸惑ってしまっていた。

前者の時には　私も楽しくなれるのだが　後者の時には　
私の好きな世界を頭のてっぺんから否定されているような気がして　
心が小さく小さくなっていく感じがした。

「なぜ　こんなにも　一人の人間が変化してしまうのだろう　
ずっと前者でいてくれればいいのに」

と　いつも　不思議に感じていた。

 

でも　私は　私のやることを知った今　　すべてがわかった。

私は　みんなに　知らせていく。

そしてその中には　いろいろな感じを持つ人にこれから出会っていくだろう。

彼は　その時の練習を今ここで　私の前で見せてくれているんだ。

 

彼は　ポジティブなことがとても大切と知っているんだけど　　
　時々自分自身が　極端にネガティブに変化することを「どうしてだろう」と感じていた。

 

彼のこのことは　私にとって

「　世の中には　こんなふうにネガティブの考えが存在しているんだよ
と知らせてくれていたんだ」ということを知った。

だから　今私は　とても彼に感謝している。

家庭という空間の中で　外の世界を見せてくれているんだと思うと　
ありがたいとおもってしまう。

どんどんネガティブなものを見せて　私に勉強させてほしい。

 

思えばいつも　彼は　私の背中を押してくれていた。

「私は　主婦だから　子どもを育てて生活していればいいの」

と言いつづける私を　いつも創作発表せざるおえない環境へ
連れていってくれていた。

そして　私は　いつも直感を使って　作品作りをしていた。

個展期間中も　彼は自分の仕事を後回しにして　協力してくれていた。

 

私が癌の告知を受け　心が崩壊寸前で
　「何で私なの」と思いつづけ　いままでの精神世界の本を読んでいたことなど　
どこかへ　捨ててしまおうと感じていた。

そして　　私が　現代医学の引いたレールにそのまま乗っていこうとしたときに
　彼は私の手を引っ張って　そのレールからおろしてくれた。

彼は　いつでも　私の協力者であり　私の魂の指導者であった。
そしてこれからも。

 

 

講義の余談の中にも　一つの感動をそして大きな事を学んだ。

 

それは　人の体は　否定（ネガティブ）・肯定（ポジティブ）をこたえるという現象を
確認した後に　行われた。

　互いに向き合い　相手に向かって　ネガティブな心を送ってみる。

すると　送られた人の体が　否定的な型の反応をした。

そして　ポジティブな心を相手に向けて送ると　肯定的な反応の型をした。

その相手は　どちらの心も　どう送られているかは　目をつぶっていたので
　知ることは　できない。想いは伝わるという実験である。

 

私は　いろいろな本を読み　「想いは伝わる」という話は　知っているつもりだったが
　実際に目の前で見せられると　大変驚いてしまった。

いままで　「愛を込めて」という言葉を実際に行うことが　とても難しかった。

頭でわかっていても　いつでも　

「でも　〜が　あーするから　　だからできないの」

とかの理由をつけて　実践することがとてもむずかしかった。

精神世界の本を読んで感動しながらも

「でもね　そうはいってもねーーー　でもね　無理　私には　なかなか無理」

と心の中で　言いつづけながら　読んでいた。　

 

今　私は　

「すべてに愛を込めて　見る　」

ということを　学んだ。

 

私の胸のふたがあいてしまったので　いつでもどこでも　
愛と光のエネルギーがどんどんどんどんあふれてくる。

こぼれ落ちてくる。

 

私のライフワーク　いままでやってきた私の個展　
KIYOKO　WORK　LOVE　は　これからも続くだろう。

今度は　みんなにもっとよくわかる方法で　。

そして　きっと　私も　今度は　満足できると思う。

 

魂はここにある　どこにあるではなく　ここにある。確かなこと。

 

 

４日目の受講が終わって　楽しくうれしく帰った。

毎日が　新発見の連続で楽しくてしょうがなかった。

 

友であるひとみからメールがきていた。

「元気？たのしいよ　私ね　今実家。夫と別行動しているんだよ」って。

「よかったね　私は　今ワークの真っ最中だよ。
今日もとっても楽しかった。インナーチャイルドのこ・と。」

「へぇーおもしろそうだねーー

私の前世もわかるのかな」

「うん大丈夫　今度やってあげるね　」

ここまでは　楽しい当たりさわりのない会話だった。

 

次の時点から　彼女のメールが変わった。。

「そう　じゃあ　今度してもらおっと。そうしたら私はねーーー
その時に夫ととのことを聞こうっと。」

「どんなことかな？」

 

私の勉強したてのインナーチャイルドセラピーのセッションが
スタートしてしまった。

 

彼女は　感情的に文をつづり始めて

「　今　私は　ロープでぐるぐるまきなの　苦しい。息ができない。
声がでないっ」て。「苦しい苦しいつ」て。

私は　インナーチャイルドヒーリンク゛をおこなった。

その時に　私は　そのローブ゜のはずし方をまだ勉強していなかったような気がした。

でも　私は　彼女を　愛と光のエネルギーでつつみこんで

「　ロープをはずしていい」

かと聞いてしまった。

でも　私が聞いたメールを出したときには　もうすでに　彼女は　
自らの気づきによって自分で　ロープをはずしていた。

「ロープがとれたよ」

「とれたときには　どんな感じ？」

「楽になった　とっても」

ヒーリンクが完了していた。

このヒーリング手法は　私が　１年ばかりすぎたときに
　「光の言葉セラピー」として　皆に伝えていくことになるとは　夢にもおもわなかった。

今は　たくさんの人が　出来るようになってきているし　体験談もたくさん　寄せられている。

 

私は　受講中。ほやほやセラピストの男性受講生に過去世へ連れていってもらった。

その過去世で体験している肉体の痛みを私の魂も感じとってしまったので　
そこで受けている私自身も痛みを感じてしまい　騒ぎ出してしまった。

彼は　慌てていた。

退行中にこんなに痛みを訴えるクライアントが彼にとっては初めてだったから。

彼には　気功のような力についても勉強していて　その力を身につけていた。

苦しんでいる私をみて　前世療法ヒーリング中だったが　
それにあわせて　気功のような力で　私を救おうと考えた。

彼は私に聞いた。

「あなたに　私の手をあててもいいですか？」

私の魂は　強く拒否した。

「いや」と

「では　私の太陽のエネルギーをあててもいいですか」

これも　私は強く拒否した。

「では　ご自分の太陽で　体の中に流してください」

というかいわないかの時に　私の痛みは終わり次の場面へ移動していた。

なぜ　この痛みを感じてしまったのかという場面へ。

過去世に退行している時　体験している痛みは　じきにおさまる。

なぜならば　クライアントは　次々と　場面を進めて魂の再体験を続けていくから。

過去世体験をしている私の魂は　セラピストから　何も治療は受けとりたくなかった。

私は　私の魂も　ただ　この体験を見つづけていたかった。

そして　見ることにより　気づきがたくさん感じられていた。

セラピストは　ただ辛抱強くその体験を続けられるように　
クライアントと一緒にそこにいるだけ。

 

私が行う前世療法ヒーリング・インナーチャイルドヒーリングは

クライアントが退行していくときに　セラピストの私は　
クライアントの過去世を見ることはしない。何も命令はしない。

クライアント自身が見て感じるにまかせることが大切だと思っている。

クライアント自身が体験しないと　何の意味もないと感じる。

そして　それを再体験することで　クライアントの魂にヒーリングがおこるのである。

セラピストは　共にそこにいるだけである。

 

 

私のインナーチャイルドe‐MAILヒーリングで　
ぐるぐる巻きのロープがほどけたひとみは　

「もう一つおねがい。」

とたてつづけに数日後に言ってきた。

もう一人のインナーチャイルドは　鬼ににらまれていた。

彼女のインナーチャイルドは　こわくてこわくて小さく小さくなってしまっていた。

それも　私とインナーチャイルドセッションができた。

ヒーリングが完了した。

 

私はいままで　オブジェ作家として　活動していた。マスコミを通じて発表もしてきた。

このヒーラー養成講座ワークに参加することで　何かを得てしまったら　
私は　どうなっていくのだうかと　考えていた。

私の名前は　作家として　一人歩きしているのに　
この名前のイメージが　良きも悪くも　今　私がやろうとしていることへ　つながらないと考えていた。

でも今わかった。

すべてがつながった。

意味のあることとして。

私のしたかったことも　そして　いままでの展覧会で伝えたかったことが
なかなか通じなかった理由も　今すべてか゛わかった。

 

私は　展覧会を何回もしてきた。

本も発表した。

いつも私の作品展のテーマは同じだった。

「ねえ　気づいて。ねえ　思いだそうよもっと楽に生きていこうよ」であった・

 

そして　もっと皆に知らせる具体的な方法を　私は光を知り　光と直接出会い　知った。

私は　この方法が最高の方法だと感じている。

たくさんの人に　光と愛のエネルギーが　届きますように。

 

私のクライアントと共にいる基本は　クライアントに任せる。

愛と光の中にいる。この２本立て。

 

私の胸の中から　あふれてでてくる愛と光でうめつくすだけである。

あとは　光が　すべて　やってくれる。

 

　私は　インナーチャイルドセラピーを受けた。赤ちゃんがいた。。

それは２ヶ月の時の私。それが何を意味するのか゜。

 

 

２ヶ月位の赤ちゃんは死んだ

白いところへ行き　移動していた。

すると　「連れていきたい」と誰かの声が聞こえた。

「だめだ」って声が聞こえている。

「今はここにいるんだ」

といってすごくおこっている。

抱きしめてあげたら　笑っていた。

地球と２ヶ月の死は　つながっていると感じた。

それは　何だろうか。よくわからない。

 

私は　今ここで　この人生を生きている。　

この赤ちゃん・つまり私は　死んだけれども　すぐ戻ってきたようだ。

 

気になったので　父に尋ねてみた。

私が２ヶ月位の時に　何かあったの？

父は覚えていないようだった。

ただ　母が　私の出産時に異常分娩で出産したと言っていたという。

母も祖母も　もういないので　その話が聞けない。

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